葬儀社に聞かれることベスト5

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終活のすすめ

~事前相談で慌てないために~

人生で何度も経験するものではない「葬儀」
いざという時に備えて、事前に葬儀社へ相談する人が増えてきています。
しかし、「何を聞かれるの?」「答えられるか不安…」という方も多いのではないでしょうか。

今回は、私自身が経験してきた葬儀社の現場でよくある「聞かれることベスト5」と、答える時のポイントをご紹介します。
これを知っておけば、慌てず落ち着いて相談ができるはずです。
また、逆に何を葬儀社に相談しに行けば良いかも参考になるのではないでしょうか。


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第1位:ご希望の葬儀のスタイルはありますか?

■ よくある聞き方

「一般葬にしますか?家族葬にしますか?」
「宗教の形式は仏式ですか?無宗教ですか?」

■ 答え方のポイント

まだ明確な希望がない場合でも、「人数が少ない静かな葬儀を希望」「親族だけで送りたい」など、
イメージだけでも伝えましょう。
宗教形式が分からない場合は、菩提寺の有無を確認しておくとスムーズです。

近年は家族葬というものだけではなく、通夜をしない1日葬という形もあります。
二日間同じ方々しかこないので、省略するという方もおります。
私自身、寺院側からみるとあまり推奨できるものではありませんが、その形も増えつつあるのではないかと感じております。
そして、元葬儀ディレクターからの経験としても、1日葬を選ばれる方々もおりました。
ただ、地域性などもありますのでご注意ください。


第2位:参列者の人数はどのくらいになりそうですか?

■ よくある聞き方

「親族は何名くらいでしょうか?」
「一般の方はどのくらい来られそうですか?」

■ 答え方のポイント

正確な人数でなくても構いません。
「親族10名ほど」「知人が少し来るかも」などのおおまかな予想でOKです。
この人数に応じて、会場の広さや食事の数を調整します。
家族葬自体に定義がありませんので、身内だけ(子供だけ、孫まで)、親戚も含めて、また、親しいご友人なども含めてなど、仰る方もいます。
どこまでお声をかけるかもおおまかに考えるとよろしいかなと思います。


第3位:ご予算はどのくらいをお考えですか?

■ よくある聞き方

「ご予算の目安はございますか?」
「大まかなご予算でも大丈夫です」

■ 答え方のポイント

「安くしたい」とだけ伝えるのではなく、
「〇万円くらいでおさめたい」「費用を抑えつつ失礼のない形にしたい」と方向性を伝えると◎。
具体的な金額が思いつかないときは、「標準的なプランを知りたい」と相談しても大丈夫です。
おそらく葬儀社によって祭壇の設定やその他費用についてもありますので、どこまで考えてるかなども伝えると具体的な金額の提示・見積もりなど出してもらえます。


第4位:菩提寺(ぼだいじ)はありますか?

■ よくある聞き方

「お付き合いのあるお寺さんはありますか?」
「戒名などはどうされますか?」

■ 答え方のポイント

菩提寺とは、ご先祖代々の供養をしているお寺のこと。
宗教形式や読経の有無、戒名の有無などに影響します。
ない場合はその旨を正直に伝えれば、無宗教葬や手配可能な僧侶の提案を受けられます。
先ほど、1日葬というキーワードを出しましたが、菩提寺がある場合、ご寺院様のお考えもありますので事前にご相談されるとよろしいです。


第5位:火葬場や斎場の希望はありますか?

■ よくある聞き方

「火葬場はどちらをご希望ですか?」
「葬儀の場所は決まっていますか?」

■ 答え方のポイント

地域によって予約が必要な火葬場や、使用できる斎場が決まっていることがあります。
自宅近くの施設を希望する場合は、その名前やエリアを伝えておくと話がスムーズです。
特にこだわりがなければ、「近場で負担の少ない場所を希望」と伝えるとよいでしょう。
火葬場は地域によって費用が変わってくるかと思います。それも踏まえてお伺いください。


まとめ:事前相談は「分からない」でも大丈夫!

事前相談では、全てに明確な答えを持っていなくても問題ありません。
むしろ、「分からないことを整理する場」だと考えてOKです。

事前相談で用意しておくと安心なポイント:

  • 親族の人数(ざっくりでOK)
  • 宗教の有無(菩提寺の有無)
  • 希望の葬儀スタイルのイメージ
  • だいたいの予算感(幅をもたせて)
  • 火葬場や斎場の希望地名など

不安なこと、悩んでいることは遠慮せず葬儀社に相談してください。
元葬祭ディレクターとしても、早めの準備は残された人の心を軽くしてくれると感じています。

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