実際の葬儀の流れ|元葬儀社が語る、亡くなってからお別れまでの現実

つぶやき(コラム)

10年程、葬儀社として勤めさせていただいた中で、当然ながら様々な状況での葬儀を行う方がおります。
病院や施設での大往生の方、突然の場合、そのほか様々なご逝去の理由はあります。
そこには沢山の方の想いや悲しみがあります。

一番悲しみが深いのはおそらくその一番近くにいる方ではないでしょうか。
もし万が一のことがあると不安になります。

今回は実際に私が経験してきた中で、葬儀の流れを綴らせていただきます。
ただし、地域の特性もあると思いますので、ご参考になればと思います。

搬送から葬儀の相談まで

一般的には病院でのご逝去が多いので、そのケースで考えていきます。

  • 葬儀社にご連絡
      おそらく、病院の方からも葬儀社を決めて下さいと言われます。
      決まっていれば、葬儀社に連絡します。病院での紹介もあるかもしれません。
  • ご搬送 (お迎えから会館へ)
      連絡するとお迎えの時間が決まり、葬儀社が病院までお迎えにあがるます。
      待ち時間は様々です。その間、病院ではエンゼルケア(処置)をするところが多いです。
  • 会館到着
      会館に到着したら、施設によっては冷蔵庫や安置室様々な形態があります。
      お顔を見ることができたり、できなかったり。
      お顔を見ることができるところはお参りができるでしょう。

      ※すぐに会館到着にしましたが、ご自宅にお戻りいただく選択肢もある葬儀社もあります。
       なかなか施設や病院生活で帰ってこれなかったからとご自宅にお帰りになる方もお見えです。
       ただし、別途料金が発生することがあります。(搬送が増えるため)
       一番最初の葬儀社に連絡する場合、希望があれば確認しましょう。

       事前相談など活用することをお勧めします 
       👉 【失敗しない葬儀社選び】事前に確認したい5つのチェックポイント
       👉 【不安だからこそ】葬儀の事前相談に行く人が増えています
       👉 葬儀社に聞かれることベスト5
  • 担当者と挨拶
      当然ながら、時間によっては担当者がいない時間もいたり、すぐに相談できる状況ではない方は
      改めて、時間の指定をして葬儀の相談を行います。

      そこで確認されるのがお付き合いのあるご寺院(以下、菩提寺)があるかです。
      基本的に、ご逝去されると菩提寺がお越しになり、御経を読みます。これを枕経といいます。
      地域によっては、ご自身たちで御経を読んだり、様々かもしれません。
  • 枕経
      担当者との相談が進むと、上記のように菩提寺の有無の確認をされます。
      ご寺院によっては相談してる時にお越しになり、枕経をお読みになります。
      お越しになった場合、葬儀の日程を相談いたします。

葬儀の相談

葬儀の相談については葬儀社によって様々なので、経験上のお話をします。

確認事項としては以降のものになります。

  • ご逝去された方の情報
  • 喪主様の情報
  • 家族構成 (絶対ではありません。ケースバイケースです。)
  • ペースメーカーの有・無 (火葬場への申告のため)
  • 菩提寺の有・無
  • 火葬場の確認及び予約(菩提寺があれば、確認をしながらです)
  • 葬儀日程の確定
  • 葬儀の規模(一般葬や家族葬など。昨今、一日のみの1日葬もあります。通夜なし。)
  • 祭壇について(セット内容)ここが重大! プラン外のものも確認していきましょう。
  • 受付の有・無 および 返礼品について
  • 湯灌納棺について (地域によって業者や身内でやったりあるようです。)
  • 食事関係
  • 車関係(霊柩車やマイクロバスのこと)

私はおおまかには以上を確認しながら相談をしてまいりました。
地域性によってあるもの、ないもの、決め方が違うものなどあります。

葬儀の準備

さて、ここでは、皆様が主に準備していくべきことを上げていきたいと思います。

  • 遺影写真になるもの
  • 火葬許可書の準備
  • 親族親戚やご近所友人・会社関係などへの連絡
  • 喪服などの服装
  • ご寺院のお布施

・遺影写真についてはすぐに出てこないケースが多いと思います。
少し前まではコロナ禍もあり、マスクをしていたりして表情が見えず、作成できない写真もありました。
また、最近はスマホの写真の取り込みからの作成も可能だと思います。
複数人写っていても加工はできるので、できるだけ候補の準備をするとよろしいかと思います。



・火葬許可書については、役所や火葬場でなど、地域や斎場によって異なります。
葬儀社さんにご相談ください。また、葬儀社さんで手続きしていただけるところもありますので、そちらも確認しましょう。

・どこまでの方を連絡するなど決まったら、連絡取れるところは取ると良いかと思います。

準備についてはこちらも参考に👉 お葬式の準備って何をすればいいの?

通夜・葬儀〜

準備が整ったら、後は通夜や葬儀といった
偲ぶときを過ごすことだと思います。

人それぞれ、歩んできた時間は違えども、思い出されるものはあるかと思います。
口に出して、皆と共有の時間で過ごすのもいいことですし、心に秘めたことを深々と思い、過ごすなどとても大切でかけがえのない時間だと思います。

お別れというのは計り知れなく悲しいことだと思います。
私自身、セレモニーとして進行していてもその感情が伝わってきて、悲しくなることも多々ありました。

昨今は、一日葬などのお別れの時間も限られる中だと思いますので、
お葬式といった御経も大切ですが、そのような時間も大切にしていただきたいと感じます。

流れはおそらく進行に進んでいき、当日の初七日法要などといった流れになります。
ここは宗教的なところや地域によって変わってくると思います。
私のところでは以下の形でした

  • 通夜(読経20〜30分・以降は随時)
  • 葬儀式(読経30分弱)
  • 告別式(お別れ20分ほど)
  • 出棺→火葬場へ
  • 火葬より2〜3時間ほど
  • 初七日法要 (略あり もしくは 葬儀の中での式中初七日)
  • 精進落とし(略あり)

個人的にはお葬式の内容も大切ですが、お亡くなりからたくさんの内容を決める相談などがとても重要とお思います。
自分がどのようなお別れをしたいかなど、
全てのことができるとは限りませんが、心残りのないようにお別れの時間を持っていただきたいと思います。

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